在宅勤務におすすめのPC周辺機器はこれ!整えるべき必須の環境から仕事が快適になるグッズまで紹介
在宅勤務は今、働き方の1つとして定着しようとしています。
国が進める働き方改革の一環、また昨今のコロナ禍で急速にテレワーク化が進んだためです。
そこで本記事では、在宅勤務を導入するにあたって企業が整えるべき必須の環境から、在宅勤務でも仕事の効率化を図れる環境作りに便利なグッズまで紹介します。
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在宅勤務とテレワークの違い
在宅勤務に似た言葉には、リモートワークやテレワークなどがあります。
このうち、在宅勤務は総務省が定義する「テレワーク」の中の1つの働き方です。
リモートワークには、テレワークのように厳密な定義はありませんが、テレワークの中の「モバイルワーク」に分類されるという認識で問題ありません。
離れた場所で仕事をするというスタイルの表現方法としては、テレワークもリモートワークも同じようなニュアンスで使われています。
在宅勤務に必要なVPN接続
勤務地から離れた場所で仕事をする在宅勤務は、業務に必ずインターネットを含むICT(情報通信技術)を利用します。
そのため、情報セキュリティの中でも通信に関するセキュリティには、特に配慮しなければなりません。
そこで検討したいのがVPN接続です。
例えば、オンプレミスとの接続にはVPNを利用することで、安全に重要なデータアクセスができます。
「在宅勤務でも十分セキュリティに配慮している」という、信頼性の裏付けとしてもアピールできるでしょう。
VPNの導入は、オンプレミスにVPNルータを導入する、あるいはクラウドサービスを利用するという方法もありますが、いずれにしても遠隔地からのアクセスはVPN接続を基本とすることが重要です。
従業員に配布するPCにあらかじめ会社側でVPN接続設定を施しておけば、ITを苦手とする人も設定を意識することなくVPN接続環境を利用できます。
在宅勤務にはインターネット接続環境が必須
在宅勤務やテレワークで必須なのは、もちろんインターネットなどのネットワーク接続環境です。
自宅に設置できる回線は、ADSLやケーブル回線など様々ですが、Web会議などを行うならば安定した光回線が望ましいでしょう。
光回線でも、マンションタイプと戸建てタイプとではどうしても回線速度に違いがでますが、業務に支障をきたすことは稀です。
スマートフォンが普及した昨今では、自宅にインターネット回線を引いていないという人もいるかもしれません。
どうしても従業員が個人でインターネット環境を用意できない場合には、会社側がモバイルルーターを支給するといった方法も検討しましょう。
在宅勤務で揃えたいおすすめのPC周辺機器
在宅勤務で最低限必要なのは、インターネット環境とネットワーク機器です。
しかし、その他にもWeb会議で必要なものや、画面を増やして仕事を効率化できるものもあります。
ここでは、在宅勤務をする上で必須の機器の中でも、PC周辺機器を紹介します。
PC
在宅勤務で選ぶPCは、自社で想定される利用環境に合わせて選定しなければなりません。
例えば、音声と映像でWeb会議を利用する場合、CPUはCore i 5以上が望ましいでしょう。
またメモリは8GBほどにしておけば「スペックが低すぎて支障がでる」ということはないでしょう。
あまりにも高スペックなPCは必要ありませんが、ExcelやWordが動けばいいといった前提のスペックでは仕事効率が下がる可能性があります。
Wi-Fiルータ
これからWi-Fiルータを選ぶならば、2.4GHz帯と5GHz帯のアクセスポイントが選べるタイプがおすすめです。
2.4GHz帯のみだと家電製品の周波数と干渉してしまうため、家電製品のそばにルータを置いていると、Web会議中に電波が途切れてしまう場合もあります。
また、2.4GHz帯のWi-Fiを受信していると、Bluetoothマウスの接続が途切れる原因にもなりますので、できれば5GHz帯のアクセスポイントを選べるものを選択しましょう。
Amazonで5,000円ほどで購入できるWi-Fiルータとしては、BUFFALOやNECの製品がおすすめです。
マイク・イヤホン
Web会議が行われる前提ならば、マイク・イヤホンがあると便利です。
PCやタブレットの直接の音声では聞き取りにくい場合がありますし、機器に搭載されているマイクではしっかりと声を拾えない可能性もあります。
そこで便利なのが、外付けのマイク・イヤホンです。
もし、Web会議に使うデバイスにイヤホンジャックがない場合には、Bluetooth接続のヘッドセットも検討しましょう。
マイク・イヤホンはiPhoneに付属しているヘッドセットやAirPods、その他片耳で使えるヘッドセットも選択肢の1つです。
例えばAmazonで「ヘッドセット」で検索すれば、2,000円~4,000円といった安価で購入可能です。
Webカメラ
近年のノートPCのほとんどにWebカメラが内蔵されています。
PC選定の際にWebカメラがあるものを選べば、外付けでWebカメラを用意する必要はありません。
しかし、デスクトップPCを使っている場合は、Webカメラを外付けしなければならないパターンも多いでしょう。
カメラがついていないPCならば、USB接続できるWebカメラを単体で購入すると便利です。
Amazonで「Webカメラ」を検索すると、3,000円~18,000円など広い価格帯で販売しています。
オートフォーカスなどの高機能高画質なカメラほど高額になっていますが、Web会議であれば4,000円程度のもので問題ないでしょう。
モニター
在宅勤務で使うPCのモニターは、大きい方が作業効率が上がります。
さらに、デュアルモニターなど複数のモニターでデスクトップを拡張することで、PC作業がやりやすくなるでしょう。
例えば、Web会議をしながら作業を進めるとき、モニターが分かれていることで会議画面が作業画面を圧迫することなく快適に仕事ができます。
Amazonで「モニター」と検索すれば、20インチ~24インチ程度のモニターが10,000円~20,000円くらいで販売されています。
acerやDELL、I-O DATAなどのモニターもそろっていますのでチェックしてみましょう。
在宅勤務を快適にするグッズ
在宅勤務で仕事の効率化を図るためには、必要最小限の設備ではなく、快適に過ごせる環境づくりが有効です。
狭いデスクでPC画面を見ながらメモを取ろうとすると、それだけでもストレスがたまりますし、座り心地の悪い椅子を長時間利用すれば、腰を痛める原因にもなります。
ここでは、ストレスを軽減して快適な仕事環境を作るためのグッズを見ていきましょう。
できるだけ広いデスク
自宅の仕事スペースにもよりますが、デスクはできるだけ広い方が疲れもストレスも軽減できます。
例えば、以下のモノを余裕をもって広げられるデスクが良いでしょう。
- ノートPC(モニター)
- キーボード
- マウス
- メモ用のノート
- 印刷した資料
また、在宅勤務ではどうしてもオーバーワークになり、座り続ける時間が長くなりがちです。
スタンディングデスクも用意しておけば、座り疲れた時には立って仕事をするというスタイルも作れます。
座りやすい椅子
在宅勤務では、基本的に座っている時間が長くなりますので、座りやすい椅子を用意した方がよいでしょう。
オフィスにいるときのように会議室への移動すらないので、座り疲れで腰への負担がかかるのです。
Amazonなどで「デスクチェア」を検索すれば、5,000円~30,000円程度で販売されています。
中でも、椅子の高さを調整できるモノで背もたれの高いものは、比較的疲れにくいのでおすすめです。
デスクライト
手元を明るくすることは仕事の効率化に有効な手段です。
オフィスよりも光量の少ない自宅では、デスクライトでスポット的に明るくすることで、視野が広がります。
Amazonで「デスクライト」を検索すると、3,000円〜5,000円程度で販売されています。
卓上タイプや360度回転するものなど様々なスタイルのものが用意されていますが、デスクを広く使いたい場合には天板を挟んで固定するタイプのもので、デスクに直起きする必要のないものがおすすめです。
モニターアーム
モニターを単体で使う場合、直置きするとデスクの作業面積を占有してしまいます。そこで使いたいのがモニターアームです。
モニターアームを使えばデスクの有効活用ができますし、視線に合わせて画面の位置が調整ができるため、姿勢の崩れを改善でき、首や目の負担も軽減されるでしょう。
Amazonで「モニターアーム」と検索すれば、5,000円〜10,000円ほどで販売されており、中には2股のものもありますので、デュアルモニターで使いたい場合にはそちらを選択しましょう。
在宅勤務の最低限の設備はもちろん、快適な環境作りに企業が協力することも大切
在宅勤務は、PCとインターネットがあればすぐに環境を構築できます。
しかし、ただ必要最小限の道具が揃えば良いというわけでもありません。
仕事をするにはモチベーションの維持も必要ですので、企業としても従業員ができるだけ仕事がやりやすい環境を作れるように協力することも大切です。