副業で稼ぎやすい在宅ワークの種類と本業と両立するための5つのコツ
リモートワークや在宅勤務が推進される中で、今後、副業の在宅ワークを行う人は増えていくと予想されます。
スキルや経験につながる業務を選べば、副業在宅ワークは本業にも良い効果があります。
稼ぎやすい在宅ワークの種類と共に、本業と副業を両立させるためのコツを紹介します。
稼ぎやすい在宅ワークの種類
在宅ワークは、パソコンを用いるか、スキル・経験が必要かどうかによって、特徴が異なります。それぞれ、次のメリット・デメリットがあります。
パソコンを用いる | パソコンを用いない | |
---|---|---|
スキル・経験が必要 | 高単価案件が多い実績を示せないと仕事を取りにくい | 単価は中程度時給制や成果報酬制もあり在宅ワークの求人数は少ない |
スキル・経験が不要 | 低単価が多いマニュアルがある案件もあり、継続依頼が見込める | 低単価が多い簡単なものが多い条件によって高単価もあるが、単発が多い |
一般的に、パソコンを用い、スキルと経験を活かせる仕事が稼ぎやすいゾーンです。
ここを中心に、具体的に稼げる在宅ワークの種類と内容を紹介していきます。
パソコンを用い、スキル・経験が必要な在宅ワーク
プログラマ・エンジニア
プログラマは、現在、需要に供給が追い付いていないといわれる数少ない仕事のひとつ。
高度な専門知識、経験が必要になり、それだけに高単価が見込めます。
とはいえ、セキュリティや作業環境などの理由で、在宅副業で可能な仕事は限られています。
人脈がなければ、条件の良い仕事はやはり競争が激しいという一面もあります。
翻訳者
翻訳は高単価の専門的な在宅ワークの王道といえます。
ただ、以前と比べると自動翻訳技術が進化しているため、単価は減少傾向にあります。
高単価の案件を得るには、外国語が分かるというだけではなく、医療系など専門分野の知識も必要になってきます。
ライター
ライター業は1文字0.1円~5円程度と、報酬にはかなりの幅があります。
高い報酬を得るには、やはり需要が高い専門分野に関する知識が必要。
ビジネスやITの分野などには高単価案件があり、また、SEOに関する知識も役立ちます。
デザイナー
Webサイトのデザインや、ロゴ作成など、様々なものがあります。
高いデザイン力をもった人材は求められているものの、デザインだけで仕事を取るのはハードルが高いでしょう。
Webサイト制作であればコーディング作業や、プログラミングも業務に含まれる場合があります。
仕事を得るためには、こうした技術力も必要となるでしょう。
動画制作
最近はYouTube市場が広がっており、動画コンテンツ作成の需要も増えています。
動画制作のスキルがあれば、在宅ワークに活かせるでしょう。
ただ動画制作は時間がとられる作業ながら、依頼者が個人の場合、低単価案件も少なくないのが現状です。
SNS運用
TwitterやインスタグラムといったSNSの運用業務です。
SNS運用の経験がある方や、SNSが好きで良く使っている方に向いています。
現在、SNS発信に力を入れる事業者が増えています。
マーケティングスキルや経験値が求められる仕事は良い報酬が見込めるでしょう。
パソコンを用い、スキル・経験が不要な在宅ワーク
物販関係
オンライン物販の作業を手伝う仕事になります。
売れ筋商品をリサーチしたり、商品を検品したり、発送したりといった作業です。
マニュアルに沿った作業が求められる場合も多く、継続依頼が見込めるのが良い点です。
専門知識などは不要ですが、検品や発送は手作業を伴うため、人によって向き・不向きはあるでしょう。
データ入力
データ入力は、在宅ワークの王道ともいえます。
単純作業ですが、入力ミスが少なく、正確にタイピングができるスキルが求められます。
物販の出品に伴うものや、レシートの入力作業などがあります。
単価は低めながら、キーボード入力が苦にならない方には、良い仕事といえます。
パソコンを用いず、スキル・経験が必要な在宅ワーク
電話営業
電話営業は古い手法にも感じますが、まだ用いられています。
最近は訪問営業が難しくなっている分、電話営業を組み入れたインサイドセールスに力を入れる事業者もいます。
案件によりますが、1日2時間程度で行えるものや、高い成果報酬が付くものもあります。電話営業が得意な経験者であれば、うってつけの仕事と言えるでしょう。
パソコンを用いず、スキル・経験が不要な在宅ワーク
モニター、アンケート
感想や意見を伝える仕事です。
映画やテレビの感想から、商品を試した感想まで、色々なものがあります。
簡単である代わりに、単価も低め。
ただし顔や写真を出すのが可能であれば、商品モニターとして、単価が高い案件もあります。
副業在宅ワークで人気の仕事の種類
パソコンを用い、スキルや経験が生かせるもの業務を中心に在宅ワークを紹介しました。
実際には、副業でどの在宅ワークが人気があるのか。
国内最大級のクラウドソーシングサイト、ランサーズの調査によると、下記の仕事が副業に選ばれていました。
副業の仕事内容・職種アンケート結果
- ライター 31.3%
- デザイナー 13.1%
- エンジニア 13.1%
- Webデザイナー 5.0%
- 翻訳・通訳 3.1%
- イラストレーター3.1%
- 映像クリエイター 1.9%
- マーケッター・リサーチャー 1.3%
- コンサルタント 1.3%
- その他(タスク) 26.9%
参考:https://www.lancers.jp/magazine/30190
スキルや知識を要する仕事が上位にあります。
やはり、高収入の仕事を選ぶ人が多いためだと推察できます。
副業と本業を両立させる5つのコツ
副業で人気の、スキル・知識を要する仕事には、本業で培ってきたことが役立ちます。
一方、副業で得られた経験は、本業にも経験としてプラスに働くことが分かっています。
厚生労働省の資料によると、副業が本業にもたらす影響について、「スキルが高まった」「視野が広がった」とポジティブな回答が多くを占めました。
ネガティブな影響としては、「労働時間が長くなり本業に専念できない」が最も多い結果となりました。
副業の本業への影響 回答結果
参考:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000179562.pdf
副業在宅ワーク成功のカギを握るのは、本業との上手な両立といえるでしょう。
そのための5つのコツを紹介します。
コツ1)家族の了承を得ておく
副業を行うということは、家族や友人、恋人など、大切な人との時間が減るということです。
大事な人間関係を維持するには、事前に、仕事量が増えることに同意を得ておきましょう。
可能な状況であれば、勤務先にも相談しておくと、副業を進めやすいでしょう。
コツ2)税金上の手続きをしっかり行う
副業は個人事業主として仕事を行うことになります。
申告や経費について等、必要な税金上の知識を得ておきましょう。
20万円以上の所得は、確定申告の義務が生じます。
また、会社での副業が絶対禁止であれば、住民税を普通徴収に切り替えるなどの対策も必要です。
コツ3)情報漏洩が起こらない仕組みを作る
企業が副業を禁止する理由のひとつに、情報漏洩があげられます。
本業でしか知りえない情報の流出が起こらない仕組みを作っておきましょう。
メールアドレスを使い分けるのは当然ながら、PCなど機器の使い分けもしておくと、より安心です。
コツ4)本業に成果が役立つ仕事を選ぶ
長い目で見て、スキルアップにつながる仕事を選びましょう。
キャリアを変える予定がないのであれば、本業に役立つ仕事を選ぶのが得策です。
副業でスキルを磨き、本業でそのスキルを活用できれば一石二鳥です。
コツ5)本業へ害が及ぶ言動・クライアントを避ける
どんなに条件が良くても、本業に悪影響を及ぼすことは避けましょう。
特に、競合他社の仕事をするのは絶対にタブー。
本業への背信行為とみなされ、通常の副業がばれる以上の重い処罰が課される可能性があります。
副業在宅ワークで本業にも良い成果を出そう
副業成功のカギを握るのは、本業との両立。
副業は本業に弊害があると思われがちですが、両立がうまくいけば、本業に良い効果をもたらします。
副業在宅ワークを検討中なら、本記事のコツも参考に、上手に両立できる方法を選びましょう。