営業ラボ

営業力強化に役立つノウハウを公開
eセールスマネージャー 営業ラボ・ブログ バナーの基本解説|主なバナーの種類や効果、デザインの作り方を紹介
バナーの基本解説|主なバナーの種類や効果、デザインの作り方を紹介
更新日:

バナーの基本解説|主なバナーの種類や効果、デザインの作り方を紹介

バナーはWeb広告や宣伝のために使用される画像やアニメーションで、Webを回遊する見込み客の注目を引き、クリックを促す役割を果たします。

この記事では、バナーの基本からその種類、効果、デザインの作り方までを詳しく解説します。

バナーとは

バナー(英:Banner)とは、「旗」や「のぼり」という意味を持つ言葉です。 インターネットの世界では、バナーは他のWebページを紹介するための画像を指します。ユーザーを特定のWebページに誘導するための重要な役割を果たします。

バナーの主な用途としては、以下のようなものがあります。

  • 商品やサービスの紹介
  • キャンペーンやセール情報の告知
  • イベントの案内
  • 他のホームページへのリンク

また、バナーはリンクを設置することが基本であり、ユーザーを意図したページに誘導するための手段として広く利用されています。

バナーの種類と期待できる効果

バナーの種類と期待できる効果

上図のようにバナーを用いた広告形式にはさまざまな種類があり、それぞれに異なる効果が期待できます。ここでは、主なバナーの種類とその効果について詳しく解説します。

通常のバナー

通常のバナーは、静止画や動画を用いた広告形式で、Webページの特定の位置に表示されます。この形式のバナーは、視覚的なインパクトが強く、ユーザーの注意を引きやすい特徴があります。

  • 静止画バナー:JPEG、PNG、GIF形式で作成され、シンプルなメッセージやインパクトのあるビジュアルを訴求するのに適している
  • 動画バナー:動画やアニメーションを用いたバナーで、動きのあるコンテンツによりユーザーの興味を引きやすい

ポップアップバナー

ポップアップバナーは、ユーザーがWebページを閲覧している最中に別ウィンドウやレイヤーとして表示される広告形式です。この形式のバナーは、ユーザーの視線を強制的に引きつけるため、クリック率が高い傾向にあります。

これらのバナー広告の種類とその効果を理解することで、目的に応じた最適な広告形式を選択することが可能となります。

バナーが用いられる主なWeb広告一覧

バナー広告は、さまざまなWeb広告媒体で展開可能で、それぞれの媒体には独自の特徴と効果があります。

SNS広告

SNS広告は、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などのソーシャルネットワーキングサービス上で配信される広告です。これらのプラットフォームは、ユーザーの興味や行動にもとづいたターゲティングが可能であり、高い精度で広告を配信することができます。

SNS広告の主な利点は、オーディエンス設定で見せたい相手を絞り、適切なターゲットにリーチしやすい点です。ただ、日常的にSNSを閲覧するユーザーに対して一方的な広告バナーを展開すると忌避される傾向にあるため、扱うバナーには注意が必要です。

GDN

GDN(Google Display Network)は、Googleが提供するディスプレイ広告ネットワークです。GDNを利用することで、GoogleのパートナーサイトやYouTubeなど、広範なネットワーク上で広告を配信することができます。

GDNの強みは、膨大なリーチ量にあります。今では大半の人々が検索エンジンやネットの閲覧にGoogleを利用していることから、ネット回遊中の数多くのターゲットにバナーを表示させることが可能です。

YDN

YDN(Yahoo! Display Network)は、Yahoo! JAPANが提供するディスプレイ広告ネットワークです。YDNを利用することで、Yahoo! JAPANの関連サイトや提携サイト上で広告を配信することができます。

YDNの特徴は、日本国内に絞ったターゲットリーチです。多くのユーザーがGoogleを利用するとはいえ、Yahoo!検索エンジンの利用ユーザーもまだまだ少なくありません。企業の広告バナー展開施策では、GDNとYDNの両者を漏れなく利用することが望ましいでしょう。

これらの広告媒体を効果的に活用するためにも、それぞれの媒体の特性を理解し、ターゲットオーディエンスに最適な広告を作成することが重要です。

>>営業 × マーケティングで受注率UPを実現!MAツール「esm marketing」はこちら

バナーデザインの作成方法

バナーの基本解説|主なバナーの種類や効果、デザインの作り方を紹介_バナーデザインの作成方法

バナーデザインには、視覚的な魅力と情報伝達のバランスを取ることが求められます。効果的なバナーデザインは、ユーザーの注意を引き、目的の行動を促す力を持っています。 ここでは、バナーデザインの基本原則から具体的な作成手順までを詳しく解説します。

バナーデザインの基本原則

バナーデザインの基本原則には、以下のポイントがあります。まずは以下のポイントをおさえましょう。

  • テキストは少なめに:簡潔で明確なメッセージを伝えるために、テキストは必要最低限に抑える
  • 画像は分かりやすく:視覚的に訴える画像を使用し、ユーザーの興味を引く
  • レイアウトはスッキリと:情報が整理され、見やすいレイアウトを心がける

カラーの選定

カラーの選定は、バナーデザインの印象を大きく左右します。適切なカラーパレットを選ぶことで、ブランドイメージを強化し、視覚的な一貫性を保つことができます。

  • ブランドカラーを基準にする:ブランドのイメージカラーをもとに、補色やアクセントカラーを選ぶ
  • 心理的効果を考慮する:色には心理的な効果があるため、ターゲットユーザーに与える印象を考慮して選定する

テキストと画像の配置

テキストと画像の配置も、カラーと同様にバナーデザインの効果を最大化するために重要です。

キャッチコピーも顧客の心理を動かす重要な要素ですが、バナーにおいてはまず、表示された一瞬で目に留まるものである必要があります。以下のポイントを参考に最適な配置を検討しましょう。

  • 視線の流れを意識する:ユーザーの視線の流れを考慮し、重要な情報を目立つ位置に配置する
  • コントラストを活用する:テキストと背景のコントラストを強調し、視認性を高める
  • バランスを取る:画像とテキストのバランスを取り、全体の調和を図る

バナーデザインの作成ツール

バナーデザインを作成するにあたって、ツールを用いることが必要不可欠です。以下でバナーデザイン作成ツールについて紹介します。

デザインツール

主要なツールであるAdobe PhotoshopやIllustrator、Canvaなどの専門的なデザインツールを使用してバナーデザインの作成は行われます。

ツールによっては高度なデザインスキルが求められますが、近年ではデザインツール内に豊富なテンプレートが用意されていることが多く、デザイナーでなくても十分な広告素材を作成できるようになっています。

項目 Photoshop Illustrator Canva
得意分野 画像編集 ベクター画像編集 テンプレート・素材
操作難易度 難しい 難しい 簡単
機能 豊富 限定的 限定的
デザイン自由度 高い 高い 低い
画質 高い 高い 普通
価格 月額課金 月額課金 無料・有料
向いている人 プロ デザイン重視 手軽さ重視

プレゼンテーションツール

上記のようなデザインツールの操作に不慣れであったとしても、PowerPointやGoogleスライド、Keynoteなどのプレゼンテーションツールを活用してバナーデザインを作成することも十分に可能です。

このように、基本的なデザイン原則をマスターすることで手軽にバナーを作成できるため、企業にとってもWebマーケティングの強化がしやすい環境となっています。

バナーの効果を高めるポイント

視覚的なインパクトの重要性

現代のWeb広告市場では、多くの情報が氾濫しており、ユーザーの注意を引くことがますます難しくなっています。

そのため、視覚的にインパクトのあるバナーを作成することが重要です。色彩、フォント、画像の選定など、細部にまでこだわることで、他の広告と差別化を図ることができます。

ターゲットユーザーに合わせたデザイン

バナー広告の効果を最大化するためには、ターゲットユーザーに合わせたデザインが不可欠です。ユーザーの属性や興味にもとづいてデザインをカスタマイズすることで、より高いエンゲージメントを得ることができます。

たとえば、若年層向けにはポップでカラフルなデザイン、ビジネス層向けにはシンプルでプロフェッショナルなデザインが効果的といった特徴があります。

参考:ペルソナとは|言葉の意味やマーケティングに活かすメリット・設定方法を解説

メッセージの明確さ

バナー広告のメッセージは、短く明確であることが求められます。

ユーザーは短時間で情報を処理するため、伝えたい内容を簡潔にまとめることが重要です。また、キャッチコピーや視認性の高いデザイン要素を効果的に配置することで、ユーザーの行動を促すことができます。

継続的なテストと改善

バナー広告の効果を最大化するためには、継続的なテストと改善が欠かせません。

A/Bテストを実施し、どのデザインやメッセージが最も効果的かを検証することで、広告のパフォーマンスを向上させることができます。また、ユーザーフィードバックを収集し、それにもとづいてデザインを調整するようにしましょう。

参考:PDCAとは?意味やサイクルを回すポイント、業務改善の具体例を解説

バナーのクリエイティブ要素がWeb広告成功のカギ

本記事では、バナーの基本から種類、効果、デザインの作り方について詳しく解説しました。

バナーは、Web広告において非常に重要な役割を果たし、適切なデザインと配置によってユーザーの関心を引き、クリック率を向上させることができます。特に、SNS広告やGDN、YDNなどの媒体を活用することで、ターゲットユーザーに効果的にアプローチすることが可能です。

これらの知識を活用して効果的なバナーを作成し、Web広告の成功につなげてください。

ページトップへ