CRM/SFAの導入支援の必要性を解説! 各社サービス比較表も紹介
「CRM/SFAの導入支援は必要なのか?」「導入支援サービスを利用すべきか見極めるポイントはないのか?」といった疑問を抱いていないでしょうか?
結論からいえば、導入支援サービスはほとんどの企業で利用すべきといえます。
導入支援を受けなかったために、CRM/SFAを活用できていない企業は多くあるためです。
もっとも、費用がかかる以上は、サービスを受けるかどうかを検討するのは当たり前のこと。
各CRM/SFA提供会社のサービス内容や価格も大きく異なります。
そこで今回、CRM/SFA導入支援が必要な理由やサービスを受けるべき企業の特徴、各社の導入支援サービスの概要などをまとめて紹介していきます。
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CRM/SFAの導入支援が必要な理由
社内に十分なエキスパートがいるといった場合を除いて、CRM/SFAを活用する際には導入支援サービスが必要といえます。
社内にエキスパートがおらず、充実した導入支援もない場合は、CRM/SFAで得たい成果が得られなくなってしまう可能性が高いためです。
したがって、導入支援サービスの利用や人材の確保にコストがかかることを上層部に理解してもらう必要があるでしょう。
そこで、導入支援がないとCRM/SFAのメリットを得にくくなる主な理由を紹介すると、以下の3つになります。
- 定着しにくい理由が多数あり、現場で使われないと意味がない
- 効率のよい運用のためのカスタマイズに労力がかかる
- 市場の変化に合わせた新機能を効率よく使いこなす必要がある
それぞれ具体的に解説していくので、導入支援の必要性を理解してもらう材料にしてください。
定着しにくい理由が多数あり、現場で使われないと意味がない
CRM/SFAに限らず、導入しただけで効果を発揮するITツールはありません。
一方で、現場でCRM/SFAが定着しない理由は多数あり、「導入したのはいいものの使われないまま古くなってしまった…」という事態に陥っている企業も多いのが実情です。
定着しない代表的な理由をあげると、以下のとおりです。
- CRM/SFAを導入する目的があいまい
- 導入や活用を推進する責任者の不在
- CRM/SFAの重要性を各従業員が理解していない
- データの入力や活用の負担が大きくなりすぎている
- データの活用を考えられる人材の不在
- CRM/SFAを活用しなくてもよい環境にしている
- 部門をまたいでのデータ共有や活用をする意識がない
CRM/SFAのエキスパートが複数名いる企業を除けば、定着しない理由をすべて自力で解決できる企業は決して多くありません。
実際、CRM/SFA最大手のSalesforceには複数の認定資格が用意されており、資格取得者の需要は大きなものです。
定着しない状況を自社内だけで避けるのが少しでも難しいと感じられるなら、導入支援を受けるのが現実的だといえます。
データの入力・活用のコツや、「ツール導入で増える手間以上のメリットが得られる」ということが伝わる研修などをしてくれます。
効率のよい運用のためのカスタマイズに労力がかかる
使いやすくするためのカスタマイズに大きな労力がかかったり、自力でおこなうのは困難だったりするのも、CRM/SFAの導入支援を検討すべき理由の1つです。
ひと口に「営業」や「顧客管理」といっても業界や業種しだいで管理項目や業務のステップは大きく異なります。
そこで、多くのCRM/SFAは汎用性を持たされていますが、カスタマイズをするにはある程度の専門性が必要です。
もちろん、絶対にカスタマイズが必要というわけではなく、大きな変更は必要ないケースも多々あります。
しかし、カスタマイズの手間を惜しんで一部の機能だけを使い、CRM/SFAのメリットを引き出せないと、導入した価値が薄れてしまいます。
また、現場で無駄な工数が発生して、本来よりも生産性が落ちる可能性もあるでしょう。
導入するCRM/SFAのエキスパートがいないなら、導入支援サービスを受けられるようにしておくのが妥当です。
市場の変化に合わせた新機能を効率よく使いこなす必要がある
CRM/SFAには、常に変化する市場に対応するために、新機能の実装もされていきます。
しかし、CRM/SFAの担当者は他に多くの業務を兼任しているのが普通です。
リリースされ続ける新機能の確認と理解、自社に最適な形で導入するのは大きな負担となり、他の業務に影響が出かねません。
導入支援サービスを受けていれば、自社に最適な機能の提案や実装をサポートしてくれます。
自社に導入支援が必要か見極めるポイント5つ
多くの企業にCRM/SFAの導入支援サービスは必須ですが、サービスにコストがかかる以上、本当に必要かどうかを見極めるのは重要なことです。
導入支援サービスを受けるための稟議をとおすにあたり、必要性の根拠が問われる可能性もあるでしょう。
また、導入支援の内容や価格は各社で異なるため、CRM/SFAの選択肢にも影響してきます。
そこで、自社にCRM/SFAの導入支援が必要かどうかを見極めるポイントを紹介していきます。
具体的には以下の5つです。
- CRM/SFAの重要性が全社的に理解されていない
- CRM/SFA活用イメージを具体化できていない
- 責任を持つチームを編成できない
- 各種設定が最適化されていない
- 効果的なCRM/SFAの使い方を知らない
これらは、自力でCRM/SFAを活用できなかった企業の特徴ともいえるので、ぜひ導入前によく目をとおしてください。
CRM/SFAの重要性が全社的に理解されていない
CRM/SFAの重要性が全社的に理解されていないなら、導入支援サービスを検討すべきでしょう。
マネージャーから各営業担当まで使われないと、CRM/SFAは価値を発揮できません。
しかし、「営業担当がツールのメリットを理解しておらず、おざなりな入力になっている」「マネージャーがほぼ活用できていない」といったケースは多くあります。
全社的にCRM/SFAの重要性を理解してもらい、活用してもらうための研修などが必要なわけです。
導入の重要性や具体的な使い方を教える研修が自力でできそうかを、事前に考えておきましょう。
CRM/SFA活用イメージを具体化できていない
最終的なゴールを決めてマイルストーンを明確にできないと、CRM/SFAの導入は失敗に終わります。
ただツールを導入したり、データを集めたりしてもあまり意味がないからです。
最終的なゴールのために、だれに何をさせたくてCRM/SFAを使うのかを明確にするのが重要です。
ツールでできることをすべて把握している人材がそもそもいないなら、専門家に頼れるようにしておくべきでしょう。
責任を持つチームを編成できない
CRM/SFAを使って達成を目指す取り組みの責任者が不在だったり、チームビルディングをしていなかったりすると導入は失敗しがちです。
当たり前ですが、責任を持って解決したい課題の詳細を把握したり、解決に動いたりする人が不在になるためです。
そして多くの場合、CRM/SFAを使った取り組みは部署や役職をまたいだものになります。
安直にIT部長などを責任者にすえるのではなく、最終的なゴールのために必要な人材を過不足なくそろえて、チームを編成する必要があるのです。
充実した導入支援サービスの場合、チーム編成も支援してもらえます。
各種設定が最適化されていない
既存システムとの連携や、不要な項目の削除などの設定ができる人は必須です。
CRM/SFAのエキスパートが必要ですが、採用コストをかけられないなら、導入支援サービスを利用すべきでしょう。
効果的なCRM/SFAの使い方を知らない
ツールを使って現状を把握し、PDCAを回して営業を改善していける知識を持った人材も必須です。
CRM/SFAはあくまでも、営業支援や顧客管理の効率化や見える化をしてくれるツールです。
トップセールスの量産や売上・利益の大幅アップを達成するには、現状を把握した上で改善を繰り返す必要があります。
つまり、CRM/SFAで何ができるかを明確に理解していて、どのような状態を目指すのかを計画できる人材が必須になります。
人材を用意するのが難しければ、導入支援サービスで活用プランの詳細を組み立ててもらうとよいでしょう。
各CRM/SFA提供会社の導入支援の比較
各社の導入支援サービスは価格や内容が異なります。
基本的には要問い合わせですが、主なCRM/SFAの導入支援サービスについて紹介していきます。
CRM/SFAの名称 | 導入支援サービスの概要 | 価格の問い合わせ先 |
---|---|---|
Salesforce | サポートの業務提携をしている企業が複数あり、企業毎にサービス内容が異なる | Salesforce問い合わせ先 |
eセールスマネージャー | 導入・稼働・定着サポートがあり、定着率約95% | eセールスマネージャー問い合わせ先 |
ZohoCRM | 認定パートナーが複数あり、内容などが異なる | ZohoCRM問い合わせ先 |
ナレッジスイート | 現状の認識から機能のマッチング、準備期間の策定などに対応 | ナレッジスイート問い合わせ先 |
Mazrica Sales | Gold(月額4万円~)、Platinum(月額8万円~)、Custom(要見積り)の3プランが用意されている | Mazrica Sales問い合わせ先 |
迷ったらユーザー満足度No.1のCRM/SFAを選ぼう
導入支援サービスを含めてCRM/SFA選びに迷ったら、ユーザー満足度で上位を取っている製品を選ぶのがよいでしょう。
ただし、どの程度の導入支援がどのくらいの価格で受けられるかは要問い合わせなので、導入支援サービスの充実度を比較するのは労力がかかります。
また、どんなに比較しても、実際にサービスを受けて見ないとわからない部分があるのも事実です。
したがって、CRM/SFAを選ぶに際しては、口コミなどに頼らざるを得ない面がありました。
ただし、現在は調査会社によるユーザー調査の結果を参考にできます。
導入支援やサポートに定評のあるCRM/SFAとして、eセールスマネージャーがあげられます。
株式会社ESP総研が2022年4月に実施したCRM/SFAに関するユーザー調査で総合満足度1位になっており、5年連続での1位獲得です。
また、eセールスマネージャーは「使い勝手」や「導入効果」といった全39項目中の23項目で1位を獲得しています。
海外産のCRM/SFAが多いなかで、eセールスマネージャーは純国産であり、スタッフも日本人であることなどが背景としてあげられます。
導入実績は5,500社を超え、利用継続率は約95%のため、導入支援サービスの手厚さや現場での確実な定着を目指したいなら、おすすめのCRM/SFAです。
まとめ:充実した導入支援とCRM/SFAで売上・利益が上がる
CRM/SFAをうまく活用すれば、先行き不透明な現代においても売上や利益をアップできるのは間違いありません。
実際、規模を問わずに成功している企業はCRM/SFAを活用しています。
しかし、CRM/SFAを活用して成果を出すには、ある程度の専門性や知識、チームビルディングなどが必要不可欠です。
CRM/SFAのエキスパートが必須であり、エキスパートが不在だとどんなに高機能なものを導入しても成果は見込めません。
自社内で十分なエキスパートを用意するのが難しいなら、CRM/SFAの導入支援サービスは必須です。
したがって、機能だけでなく導入支援サービスもチェックした上でCRM/SFAを選ぶのが重要になるでしょう。
製品選びに迷った場合は、ユーザー調査でサポートを含めて満足度1位を獲得しているeセールスマネージャーを選ぶのがおすすめです。