ナレッジスイート(Knowledge Suite)の評判や料金を徹底解説
Knowledge Suiteは、SFAやCRMやグループウェア、名刺管理、メール配信、勤怠管理など、営業活動を支援する機能が集約されたオールインワンビジネスツールです。効果的に活用することで営業業務の効率化が進み、組織全体の生産性向上も期待できます。
本記事では、Knowledge Suiteの機能やメリット、導入事例などを解説します。
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ナレッジスイートの主な機能
Knowledge Suiteが提供している主なサービス、機能は以下のとおりです。
- SFA
- CRM
- グループウェア
- スマートフォン・タブレットアプリ
- 名刺のデータ化、オンライン名刺交換
- Webフォームの作成
各サービス内容とメリットを解説します。
SFA(営業支援システム)「GRIDY SFA」
Knowledge Suiteにおける代表的なシステムはSFA(営業支援システム)です。 SFAは営業部門の業務を効率化するITツールとして知られており、Knowledge SuiteのSFAは主に以下の機能を備えています。
- 顧客管理機能(基本情報、担当者情報、活動履歴など)
- 商談管理機能(進行状況、受注見込、商談履歴など)
- 集計・分析機能
- 報告書作成機能
国産ならではの、日本の営業スタイルに適したきめ細やかさが魅力です。
CRM(顧客管理システム)「GRIDY CRM」
顧客の購買活動が複雑化する現代において、CRMを導入して顧客満足度の向上を図る企業は増え続けています。Knowledge Suiteに搭載されているSFAは、以下のようなCRM(顧客管理システム)機能も兼ね備えており、効果的な顧客アプローチが実現します。
- 顧客情報を一元管理できる
- 顧客へのアプローチが効率化する
- 施策の効果測定が容易になる
マーケティングやカスタマーサクセスなどを担う部署と顧客情報をリアルタイムで共有できるため、組織全体の生産性向上に寄与するでしょう。
グループウェア「GRIDY グループウェア」
グループウェアとは、スケジュール管理や情報共有など、社内のコミュニケーションや業務管理を円滑にする機能を持ったツールです。Knowledge Suiteは、以下のようなグループウェア機能も充実しています。
- スケジュール管理機能
- 情報共有機能
- 業務管理機能
- 電話メモ
- ファイルのアップロード、ダウンロード、共有
報告書の作成や稟議申請をサポートする機能が搭載されており、時間のかかりがちな業務工数を削減できます。
スマートフォン・タブレットアプリ「GRIDY Smart Phone」
スマートフォン・タブレット専用のアプリが用意されていることも、Knowledge Suiteが営業部門に向いている理由のひとつです。
ブラウザを使用するITツールは、外出先からのアクセス時にセキュリティリスクが発生します。Knowledge Suiteは社内と変わらないビジネス環境をアプリ上で実現できるため、外出先でも安心して利用可能です。
名刺のデータ化、オンライン名刺交換「GRIDY 名刺CRM」「GRIDY オンライン名刺」
Knowledge Suiteには、名刺を正確・スピーディーにデータ化して、情報を一元管理・共有できる機能が搭載されています。グループウェアやSFA機能と連携することで、効率的な営業活動をサポートします。
また、データ化した名刺のURLやQRコードを介して、オンライン上で名刺交換できるサービスもあり、営業活動のデジタル化を推進できます。
Webフォーム作成「GRIDY リードフォーム」
Knowledge Suiteの導入で、HTMLの知識がなくても簡単にWebフォームを作成できます。たとえば、顧客からの問い合わせフォームを作成すれば、アクセス数の集計や問い合わせなどをリアルタイム集計でき、CRM/SFAとの連携で顧客情報を一元管理できます。
あらゆるシステムとの連携「Knowledge Suite API」
Knowledge Suiteには、ほかのシステムやアプリと連携できるAPI機能も搭載されています。他部署で利用しているMAツールと連携すれば、顧客への包括的なアプローチが可能となります。
会計ソフトとつなげると、SFAに入力された売上のデータを経理や経営部門が同期でき、さまざまな業務が効率化します。
ナレッジスイートを導入するメリット
他サービスと比較したKnowledge Suiteのメリットを、以下で6つ紹介します。
1. 営業活動に必要な機能がオールインワン
Knowledge Suiteは、グループウェアやCRM/SFA、他システムとのデータ連携アプリケーションなど、営業活動を促進して効率化する機能を備えた、すぐに使えるオールインワンサービスです。
管理画面からすべての機能にアクセスでき、アプリをいくつも開く必要がありません。ログイン・ログアウトも1回で済むため、業務を大幅に改善できるでしょう。グッドデザイン賞をはじめ多数の受賞実績があり、UI/UXの良さにも定評があります。
2. 費用を調整しやすい
Knowledge Suiteは、データの保存量や利用できる内容によって、3種類の料金体系が用意されています。
【Knowledge Suite料金プラン】
プラン名 | グループウェア | SFAスタンダード | SFAプロフェッショナル |
月額料金 | 10.000円/月 | 50,000円/月 | 80,000円/月 |
条件 | ID数:無制限/容量:10GB (超過1GBあたり2,000円/月) | ID数:無制限/容量:5GB (超過1GBあたり8,750円/月) | ID数:無制限/容量:50GB (超過1GBあたり8,750円/月) |
サービス内容 | ・GRIDY グループウェア | ・GRIDY グループウェア ・GRIDY SFA ・GRIDY リードフォーム ・GRIDY CENTER ・GRIDY 名刺CRM 毎月500枚まで(超過:40円/枚) ・GRIDY メールビーコン (ユニークメアド5,000まで月間配信無制限) | ・GRIDY グループウェア ・GRIDY SFA ・GRIDY リードフォーム ・GRIDY CENTER ・GRIDY 名刺CRM 毎月1,000枚まで(初月のみ名刺1,800枚まで)(超過:40円/枚) ・GRIDY メールビーコン (ユニークメアド15,000まで月間配信無制限) |
業務量にあわせてデータ容量を調整できるため、繁忙期と閑散期が明確に分かれている組織に最適です。活用頻度の少ない時期はプランを変更することで、無駄な費用を削減できます。
また、すべての機能の中から自社に必要な機能だけをセレクトでき、途中から機能を追加しても追加料金がかからないのも魅力です。
3.ユーザー数が無制限に利用できる
CRM/SFAサービスは、利用するユーザー数が増えると毎月の費用も増えるのが一般的ですが、Knowledge Suiteはユーザー数無制限で使えます。
ユーザー数により料金が変わるサービスと比較して、導入効果が出る前のパイロット運用期間にかかるコストを最小限に抑えることができます。ユーザーを増減する際もプランを変更する必要がないため、業務の繁閑にあわせて臨機応変な対応が実現できるでしょう。
4. 機能が日本企業に最適化されている
海外製のCRM/SFAサービスには、日本では必要のない機能が搭載されていることも珍しくありません。
Knowledge Suiteは、国内の営業活動にあわせて開発された国産製品です。申請や稟議の承認フロー、名刺管理など、日本のビジネスパーソンに適した機能が多く搭載されています。
FAQもすべて日本語で整備されているため、CRM/SFAを初めて導入する企業や慣れていない場合でも、使いやすいのが魅力です。
5. 外出先でも気軽に使えるマルチデバイス対応
Knowledge Suiteはスマートフォン、タブレット、パソコンに加え、携帯電話(ガラケー)でもストレスなく利用できるマルチデバイス対応です。
外出先や移動中に、オフィスと変わらない“サクサク”環境で作業ができることは、業務の効率化や残業代などの経費削減に大きく貢献します。
6. セキュリティリスクを軽減できる
Knowledge Suiteでは、ログインパスワードの文字数や文字タイプの制限など、自社で定めるセキュリティポリシーに合わせた運用が可能です。
さらに、全ユーザーの行動記録(ログイン、編集、削除など)を自動取得し、各メニューの利用状況を一元管理できます。不審な行動を未然に防ぎ、情報漏えいや不正のリスク軽減に貢献するでしょう。
また、Knowledge Suiteのウェブアプリやプラットフォームは、セキュリティ診断(脆弱性監査)の実施でシステム強化がなされています。データはすべて24時間監視の国内データセンターで管理、運用されるため、安定した稼働を実現可能です。
ナレッジスイートの評判・口コミ
ここでは、実際にKnowledge Suiteを使っている企業による口コミや評判を紹介します。
ナレッジスイートの良い口コミ・評判
ナレッジスイートに対する評価の高い口コミ・評判は以下のとおりです。
- 多くの機能で連携や共有ができ、仕事が効率化できた
- 他と比べてコストが安い
- 国産なので、稟議書や部屋の予約など日本独特の業務にも対応している
- Knowledge Suiteが1つあるだけで多くのことができる
機能の豊富さや、国内で開発されていることによる使い勝手のよさ、コントロールしやすい費用などに対する高評価が目立ちます。
ナレッジスイートの良くない口コミ・評判
Knowledge Suiteに対する評価の低い口コミ・評判は以下のとおりです。
- 便利なツールだが他のものとの違いはよくわからない
- ページが非常に見づらく、他のシステムとの連携が図りづらい
- 定期的にメンテナンスが発生し、利用制限が発生するのは大変困る
- スマートフォンのアプリケーションが使いづらく、改善を希望したい
高評価な口コミが多い一方で、UIのわかりづらさや利用制限による不便さを指摘する声も見られます。
ナレッジスイートの活用事例
事例1:【CRM/SFA活用例】商談の進捗状況の全社共有で、顧客への迅速で的確な対応を実現
フットマーク株式会社 様
水泳、介護、健康に関する製品製造や販売、スポーツ選手への支援などを手がけるフットマーク株式会社では、営業担当者が個別に商談の進捗状況を管理していたため、業務が属人化し、ほかの人では対応できない状況でした。
この課題を解決するためにKnowledge Suiteを導入し、全社レベルで情報共有を行ったところ、顧客への迅速で的確な対応を実現。商談の進捗状況を全社レベルで共有できることで、別の担当者によるアップセル/クロスセルにつながる提案もできるようになりました。
また、全国を飛び回っている担当者が外出先からPCやスマホでデータを入力できる点や、リテラシーの異なる社員に対する導入支援サービスも役立ったと評価しています。
事例2:【CRM/SFA活用例】折衝履歴の蓄積で質の高い顧客管理を実現し、契約維持率向上へ
株式会社みつばコミュニティ 様
自動車運行管理や自家用送迎車両の運行管理を主な事業とする株式会社みつばコミュニティでは、運転手がどの顧客に配置されているかを管理する必要があり、別のCRM/SFAシステムを導入していました。
そのサービスが複雑で使い方もわかりづらかったため、展示会で知ったKnowledge Suiteを導入。シンプルに本来やるべきことができる仕組でUI/UXもよく、自社に合った運用ができるようになりました。
事例3:【グループウェア活用例】Knowledge Suite導入で、地域医療連携実現まであと一息
独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター様
がんに特化した専門病院の四国がんセンターでは、以前利用していたシステムがバージョンアップする際にユーザー数が限定されるようになり、予算的にも継続が難しくなったことから、ユーザー数無制限のKnowledge Suiteを選びました。
また、注力しようとしていた地域医療連携のためのツールとして、最適だった点も導入理由のひとつです。600名を超える従業員が、いつでもどこからでもスケジュールや院内の動きを把握できるようになり、業務の効率化につながっています。
他機関との連携も進み、本格的な地域医療連携実現まであと一歩のところまで来ています。
ナレッジスイートが向いている企業とは
ここまで紹介したメリットや評判をふまえて、Knowledge Suiteをおすすめしたい企業の特徴を解説します。
SFAやCRMをこれから導入する企業
Knowledge SuiteはUI/UXや使いやすさに定評があり、比較的低価格で利用可能なサービスです。また、日本語対応ということもあって、 SFAやCRMをこれから導入する企業にとっては、他社サービスより導入のハードルは低いでしょう。
「SFAやCRMが自社にとって本当に効果的なのか」「現場が活用してくれるのか」を判断するうえで、試験的に利用するのも一つの方法です。Knowledge Suiteを導入してツールの活用に慣れたら、必要に応じてより効果的に運用できる別のサービスを検討するのもよいでしょう。
組織全体の本格的な効率化を図りたい企業
SFAやCRMに加えて、グループウェアとしての機能も充実しているKnowledge Suiteは、報告書作成や情報共有など「無駄な時間」の削減に貢献します。生産性の高い業務にリソースを集中しやすくなることで、組織全体の業務効率が向上するでしょう。
また、部門や階級ごとに共有する情報レベルを自動で制御できるため、情報の機密性も容易に確保可能です。 時間あたりの労働生産性を向上させたい企業にとって、検討する価値のあるツールといえます。
自社に最適なツールを選定しよう
Knowledge Suiteは、営業活動に必要なCRM/SFAやグループウェア、名刺管理、Webフォーム作成といった、さまざまな機能が一つにまとまったオールインワンサービスです。上手に活用することで営業活動はもちろん、組織全体の業務の効率化につながり、生産性向上も期待できるでしょう。
SFAやCRMの機能を提供するサービスは、Knowledge Suiteのほかにも数多くあります。営業成績や市場シェアを効率的に伸ばすために、自社に最適なツールを慎重に比較・検討しましょう。