営業効率化に役立つ顧客管理(CRM)アプリ10選|無料ツールも紹介
営業活動の効率化や売り上げアップを図るために、顧客管理ツールであるCRMの導入を検討している企業は多いのではないでしょうか。
CRMの中でも、スマホやタブレットで顧客情報へアクセスしたり顧客データの入力が行える顧客管理アプリを活用すれば、営業活動のさらなる効率化につながります。
本記事では、営業効率化に役立つ顧客管理アプリ10選をご紹介します。無料で使えるアプリも紹介しているので、ぜひ試してみてください。
CRM/SFAツール eセールスマネージャー 無料トライアルはこちら
このページのコンテンツ
顧客管理アプリ(CRM)とは
顧客管理アプリ(CRM)は、顧客情報を一か所にまとめて管理するためのアプリケーションです。スマートフォンやタブレットを使ってどこからでも顧客情報にアクセス、管理できるのが魅力です。
CRMツールとの違い
顧客管理アプリは、企業内で顧客情報を管理するためのCRMツールの、拡張サービスとして展開されていることが一般的で、内容は同様のサービスとなります。基本はモバイル利用ができるかどうかの違いと考えてよいでしょう。
CRMについての基礎知識は、以下の記事で詳しく解説しています。
CRMとは?機能・メリットや選び方、活用のコツをわかりやすく解説
近年では美容室、アパレル店、ホテルなどの業界でも、顧客情報の管理にCRMを活用するケースが増えています。そのため、ITツールに慣れていなくても使いやすい顧客管理アプリが、さまざまな業界に特化して展開されるようになっています。
iPadで顧客管理するメリットとは~おすすめ人気アプリをご紹介!~
顧客管理アプリを取り入れるメリット
本章では、顧客管理アプリを取り入れることで得られるメリットを、営業活動の側面を中心に紹介します。
現場の営業活動を効率化
顧客管理アプリを活用することで、営業担当者は商談前のスケジュール確認や顧客情報へのアクセスを、スマホやタブレットから効率的に行うことができます。
これにより、営業担当者は常に商談に万全の体制で臨めるため、成約率の向上にもつながるでしょう。
営業現場の活動ログを管理
顧客管理アプリには、営業マンの現場での商談履歴や訪問、顧客とのやり取りなどを記録してくれるものがあります。
活動ログを細かく収集・管理することができれば、営業活動の分析や改善に役立てることができます。最新のAI技術を使えば高度な分析も簡単に行えるので、より顧客に合わせた営業を行えるようになります。
営業DXのシステム化を促進
顧客管理アプリを導入することで、営業現場の社員にもツール活用を促進させることが可能です。
会社に帰ってからPCで事務作業をするより、商談後すぐに顧客情報の入力などをスマホで手軽に行えたほうが現場にとっては手間がかからないため、商談に集中して業務を行えるようになります。
営業部のDXを推進していく上でも、非常に大きなメリットといえるでしょう。
無料で使える顧客管理アプリ(CRM)3選
実際にどのような顧客管理アプリがあるのかを見ていきましょう。まずは無料で利用できる顧客管理アプリを3つ紹介します。
Excel(エクセル)
Excelは社内の事務業務でもよく利用されている、Microsoftの無料表計算ツールです。
データ管理をエクセルで行われている企業も多いでしょうが、エクセルのアプリをインストールしておけば、スマホやタブレットでも十分に顧客管理が可能です。ネットを探せばさまざまなテンプレートが利用できることも、エクセルの利点です。
Excelを活用した詳しい顧客管理の方法は下記の記事をご覧ください。
参考:顧客管理はExcel(エクセル)でできる!作り方や無料テンプレートを紹介
Notion
Notionとは、社内情報管理やプロジェクト管理の便利ツールとしてよく紹介されるドキュメントツールになります。
Notionではデータベースを作成・管理することも可能です。操作の慣れが必要なものの、表計算ツールよりも操作しやすいと、企業や個人に活用されています。
Notionにもエクセルと同様、さまざまなテンプレートが用意されており、簡単に始められるのが魅力です。
Hubspot CRM
Hubspotは、機能に一部制限はあるものの、無料で使えるCRMツール(顧客管理アプリ)としては本格的な機能の多いツールです。
有料プランでは、マーケティング向けの分析ツールなどの顧客分析に活用できる豊富な機能が利用できます。
アプリからでも無料で試すことができるので、まずは顧客管理を試してみたい、という場合におすすめです。
詳しいHubspotの解説は下記の記事で説明しています。
参考:HubSpotとは?各機能で出来る事や料金、導入をおすすめする企業を紹介
定番の顧客管理アプリ(CRM)7選
次に、月額制の顧客管理アプリを7つ紹介します。
これらは基本的にアプリをメインとして提供しているわけではなく、SaaSとして導入するCRMツール機能の一環として、モバイルアプリがアプリストアに用意されているものです。
一部無料で利用可能な機能が公開されている可能性もありますが、基本は導入後に利用可能なアプリとなっています。
eセールスマネージャーRemix Cloud
「eセールスマネージャーRemix Cloud」は営業におけるすべてのデータを一元管理し、営業の業務効率化や成果向上まで幅広く支援するCRM/SFAツールです。
国内企業5,500社を超える導入実績から、企業の規模や業種に合わせた最適な形で初期の導入からアプリ活用までを伴走支援しています。
セールスクラウド(Salesforce)
Salesforceは導入実績15万社以上の世界最大クラスのシェアを誇るCRMツールですが、そのSalesfoceが複数提供している支援ツールの一つが「セールスクラウド」です。
アプリでは「Salesforce」という名前で提供されています。
セールスクラウドに関する詳細は以下の記事をご覧ください。
参考:セールスクラウド(Sales Cloud)とは?機能や価格、評判を徹底解説
Mazrica Sales
「Mazrica Sales」も、顧客管理だけでなく、営業活動の効率化を支援するCRM/SFAツールになります。
AI分析や外部ツールとの連携機能を活用すれば、営業のデータ入力や分析作業が容易に行えるようになります。
CRM/SFAツール eセールスマネージャー 無料トライアルはこちら
GENIEE SFA/CRM(旧:ちきゅう)
「GENIEE SFA/CRM」(旧:ちきゅう)は定着率99%を誇るCRMツールです。
こちらも商談内容や顧客情報が一元管理できる機能を備えており、他にも、名刺管理など営業活動を包括的に支援してくれます。
Dynamics 365
「Dynamics 365」はMicrosoftが提供しているビジネス支援ツールです。
営業における顧客管理だけでなく、さまざまなビジネスシーンをサポートする機能をアプリでも利用できます。
こちらも別記事で詳しく紹介していますので、以下をご覧ください。
参考:Dynamics 365とは|機能一覧・メリット・料金表などをまとめて解説
Sansan
「SanSan」は名刺管理をメインに営業DXを支援するCRMツールです。
スマートフォンで名刺を撮影するだけで、画像とデータを取り込める点が営業マンにとって非常に便利です。
kintone
「kintone」は企業の業務アプリを構築するクラウドサービスで、社内の業務フローに合わせて最適な顧客管理機能を構築することができます。
モバイルアプリのUI・UXも独自に作れる点は、他にはない機能となっています。
そのほか、以下の記事では営業管理に役立つアプリを目的別に紹介しています。
【最新版】CRM/SFA(顧客管理システム・営業支援ツール)アプリ15選|料金や機能ごとに紹介
顧客管理アプリ(CRM)の選定ポイント
顧客管理アプリ(CRM)には多くの種類があり、選定に苦労される方も多いでしょう。そこで、顧客管理アプリ(CRM)を選ぶ際の重要なポイントを解説します。
現場の営業スタイルに合っているか
顧客管理アプリをスマホやタブレットで利用するのは、主に現場の営業担当者です。
現場に立って営業活動を行う担当者にとって使いやすいか、また、営業活動での改善の要望はないかを確認してみましょう。
細かい顧客情報の収集に慣れているなら、商談履歴や顧客とのやり取りの記録などの機能が豊富な顧客管理アプリでも十分に使いこなせます。逆に、あまり現場で顧客管理が行われていない場合は、まずは機能がシンプルでわかりやすい顧客管理アプリを選ぶとよいでしょう。
コストパフォーマンスが適切か
顧客管理アプリには、無料で使えるものと有料のものがあります。
社内である程度、CRMとしてのシステム構築が可能であれば、無料ツールでも問題なく顧客管理アプリとして活用できるでしょう。
しかし、CRMの運用方法や導入時に必要なITスキルなど、それなりに使いこなすハードルが高いことも事実としてあります。有料ツールとしてCRMを導入し、そのツールのアプリを営業現場に導入させることも検討しましょう。
CRM(顧客管理システム)のおすすめ10選!選び方や運用のポイントも解説
顧客管理アプリ(CRM)で業務効率を上げよう
現場で営業活動に勤しむ営業担当者たちは、可能な限り顧客に時間を割くことで、成約率を上げたいと考えています。そして、レポート作成や顧客情報の入力などの事務作業に工数をとられることに不満を覚えるものです。
営業の業務効率化に取り組む場合には、現場で顧客と直接、向き合ってコミュニケーションを取ってくれている現場の営業担当者たちが、商談に集中できる体制を整えることも非常に大切です。
そうした意味で、顧客管理アプリは、現場の営業活動をより効率化するために必要不可欠です。
CRMの導入を検討されているのであれば、そのツールのアプリが営業現場にとっても利用しやすいものかどうかを検討してみましょう。
CRMを選ぶ際のコツをまとめたコラム資料も無料で配布していますので、ぜひご参考までにダウンロードください。